2018年06月29日
永遠の願い
金曜日担当 細田です。
梅雨が明けましたね。
今年も梅雨明けのニュースが慰霊の日にありました。
最近、戦争体験を伝える事が困難になっているようです。
私が小学校5年生の時に赴任してきた先生は元ひめゆり学徒隊でした。
御自身の体験を初めて公の場で語る。ということで、沖縄戦の話を聞く機会がありました。
それは、あまりにも衝撃的な話で、40年たった今でも人に伝えることが出来ません。
心が受け止めた事はあまりにも重々しく、自分で表現しようとしたら言葉が見つからないのです。
ただ、あれから6月23日は何か意識する日となり、慰霊の日と梅雨明けのニュースが、たいがい、同じ日に流れる事に気がつきました。
慰霊の日の翌日、海を眺めに行きました。
いつもなら、綺麗な海と青空を見て喜びますが、この日は違います。
あの日も地上で起こった出来事とは裏腹に、こんなに暑く青い空だったのかな?という思いがめぐりました。
父から聞いた戦争体験では「ひもじかった」という言葉が印象に残っています。
父の言う「ひもじかった」が、どういうことなのか。
私は6月23日に、1日食事を取らずに過ごすことがあります。
あの頃の人々の思いには届かないとは思いますが、自分なりに戦争について考える事で追悼の意味を込めています。
スポーツでは、「食べる」ことは、栄養素を考え、食べるタイミングや食べる順番までこだわる事で、体作りやパフォーマンスをあげる原動力になります。
しかし、「食べない」ことで平和を願い感謝する日も大切にしたいです。
以上細田でした。